「KLA」の略称で知られる京進ランゲージアカデミーは、日本国内の学習塾が母体となる45年以上の歴史を持つ、株式会社京進が運営する日本語学校です。
KLAではCEFRに準拠した授業を取り入れており、学習者の効率的な日本語学習を後押しています。学習者からは、KLAのこうした優れた日本語教育法だけでなく、日本の生活と文化の実体験を支援する点でも好評を得ています。例えばKLAの学生は、桜のお花見、お茶やお菓子作りの講座、日本人家庭でのホームステイプログラムへの参加など、さまざまなアクティビティをクラスメートと一緒に楽しむことができます。
WKLAは東京に4校、名古屋、滋賀、京都、大阪、神戸、福岡に各1校を構える日本最大の日本語学校グループです。40の国・地域出身の3,000人以上の学生が、2週間の集中コースから2年間 のプログラムまで、幅広いプログラムで高度な日本語を学んでいます。同校の卒業生たちは、習得した言語スキルを活かして、日本の大学や専門学校に進学したりさまざまな分野で働いたりする場合もあれば、母国に戻って仕事や生活の場で日本語を活かしている場合もあります。
課題: 現地通貨での支払方法を提供
KLAでは、初来日する学生が新たな文化や環境に順応していく過程がスムーズなものとなるように、できる限りの支援に努めています。例えば、入国時だけではなく、必要な時期にタイムリーなオリエンテーションの実施や、学生にとって日本の生活を送る上で必要なサポートやカウンセリングを事務スタッフが行う等をしています。
それでも留学生にとって困難な問題が1つ残っていました。授業料の支払いです。
銀行海外送金には、手数料負担が重くなりがちで、オンラインのみで手続きが完了せず、支払者もKLA財務スタッフも支払状況をほとんど把握できないという欠点があるため、学生がそれ以外の支払方法を選択できるようにしたいと考えていました。そのうえ銀行海外送金では、請求書番号、学籍番号、学生名といった必要な情報が提供されないことが多く、スタッフは手作業で支払いを追跡して、未払い請求書と照合するという煩雑な作業も強いられていました。
解決策: フライワイヤーは40以上の通貨を扱う人気のオンライン支払方法
KLAでは現地の事情により適した支払方法を学生に提供して海外送金手続きが簡単になるように、2017年にフライワイヤーの導入に踏み切りました。それはフライワイヤーが東京拠点を開設してまもなくのことです。国際的教育業界でのフライワイヤーの豊富な経験が選択の決め手になりました。
フライワイヤーを利用すると、学生や家族は希望の通貨と方法でいつでもオンラインから支払いができます。特に中国人民元、インドネシアルピア、米ドル、ユーロ、ミャンマーチャットの使用が多くなっています。フライワイヤーの技術を通じて、支払者は正確な支払内容を把握し、KLAが希望通貨の円建てですべての支払いを受け取れるように外国為替を処理できます。また、仲介銀行の送金手数料が削減されるため、支払者の負担軽減にもなります。
KLAは、支払者や学校スタッフがサポートを必要とする場合、フライワイヤーチームから昼夜を問わず手厚いカスタマーサービスを大半の主要言語で受けることができる点も評価しています。例えばフライワイヤーではすべての情報に手軽にアクセスし、支払いを簡単に追跡できるため、返金手続きが驚くほどスムーズに進みます。しかもKLAは送金に伴う手数料を負担する必要がありません。
導入成果
メリット: フライワイヤーなら、支払いが見失われることはありません
KLAの財務部はフライワイヤーの導入以来、大幅な時間とコスト削減を達成しています。学生は支払いを処理するためにすべての情報を 入力する必要があり、その情報と銀行送金の煩雑な手作業での照合に費やしていた、3,000時間以上を削減できました。手数料の 削減額は、学生がオンライン決済の次によく利用する支払方法であるクレジットカードでは4,000万円以上、銀行送金では35万円と見積もられます。送金手数料の負担が不要になったため、返金コストも50万円以上減少しました。
10校全体のすべての支払い活動を1つのポータルで追跡でき、状況がより明確に把握できるのもフライワイヤーの優れた点です。